「漫画 バビロン 大富豪の教え」を読んで

一週間に一回くらいは投稿したい!と意気込んでいたが思ったより日常のバランスが取れない。前期に授業単位を全て取り切る気概で入れたのが悪かったかもしれない…。

 

そんな課題に追われまくっている私だが、今回も読んだ本の感想である。

今回読んだのは「漫画 バビロン 大富豪の教え」という漫画形式のビジネス本だ。名前の通り「お金」の話をしている。黄金に愛される7つの道具と、「お金」と「幸せ」を生み出す5つの黄金法則という二つの軸である少年が成功するまでの話を漫画で表現している。

 

通して読んで、自分的に有用だな〜と思った法則は「家族と自分の将来のために収入の十分の一を貯金する」と「欲望に優先順位をつけよ」の二つだ。こういった本を読むと大抵投資の話をされるのだが、いかんせん知識がないため手を出せない。積立NISAだけ母の勧めでやっているがそれだけで満足はしているため学生の間はそれでいい気もする。

 

それに対して「家族と自分の将来のために収入の十分の一を貯金する」これはかなりやりやすいのではないかと思う。いや、人間の持つ欲望的には難しいと思うが、人生100年時代の今を思うと今から行うと老後もしっかり暮らせそうな気がする。

 

「欲望に優先順位をつけよ」はかなり大事だと思う。よく人生や仕事のモチベーションとして「生きている間にしたいことを100個書こう!」というものがある。ああいったものはなくても100個絞り出すのが大事らしい。人間生きがいがないとしんどくなるそうだ(そりゃそう)。正直100個あっても全部はできないやんけ!って思いそれを行っていなかったため、この欲望に優先順位を組み合わせることによりかなり自分の軸を見つけやすいのではないかと思う。

 

読んでいてちょっと意外だと感じたところは「お金持ちは実用的なため家族を大事にし、無駄なことにお金を使わない」という点である。ドラマや漫画のイメージを持ち続けるのはダメらしい。ああいったものを見てお金持ちにならなくてもいいやと思っていたため認識は改めなければ。

 

あと、人間は孤独が一番死に近づくらしい。就活で勤務地について友人と喋ることがあるが、あまりそこは重視していなかったためちょっと引っかかるところがあった。もし、実家を出ることになると母を一人残していくことになる。今のところマザコンの私にとって一番怖いことは母が死んでしまうことであるので、やっぱり実家の近くに就業できる場所を中心に考えた方がいいのかもしれない。

「人は話し方が9割」を読んで

思ったより課題が多くて毎日忙しく過ごしている。自己研究のために始めたこの作業も好きなことに勝てないらしく、本ばっかり読んでアウトプットをおろそかにしている。よって、最近読んだコミュニケーション力を高める本についてアウトプットしていきたい。

 

「人は話し方が9割」という有名な雑談力?人との話し方?みたいな本を読んだ。コミュニケーション能力が低いわけではない…と信じているが、面倒くさがりが出てしまい人に冷たくしてしまうことが多い。それはダメなことであるし人と仲良くしたくないわけではないから、せめて初対面の人と打ち解けられるようになろうと読んだ次第だ。

 

本を読んでわかったことは、基本的に人は共感されると心を開きやすいということ、コミュニケーションが上手い人は「拡張話法」という手法を用いていること、どんなコミュニケーションでも相手の話を聞くことが大事であり、自分ばっかりの会話は嫌われやすいこと、などなど…さまざまな学習があった。

 

拡張話法は、感嘆→反復→共感→称賛→質問の5ステップで相手の話を広げるテクニックだ。このテクニックを使えば、相手は気分をよくし、次々と話を展開させていく。試しに読んだ直後、研究室の人にその手法を試したらかなり話が弾んだ。こうやって相手を知ると関係がうまくいくのか…と目から鱗が落ちた気分だった。ただ、話が弾みすぎて心が疲れ始めたのを感じ、自分の向いてなさも同時に実感してなんか虚しくなった。

 

そういえば人には生まれつき外向的型と内向的型があるらしい。うちの姉はとんでもなく外向的型だなと感じることが多いが、私は人と喋ることは好きであるが苦手であるように感じてしまうことが多い。なぜか疲れることが多いため、生まれつき内向的型なのだろう。克服したいと考えるとしんどくなるから受け入れるべきなのだろうが、まだ足掻いて外向的になりたい所存である。

 

とりあえず今からできるネガティブ言葉を封じることから始めたい。人を否定せず、受け入れる度量も同時に養っていきたい。コロナによりかなり人と喋ることをサボっていたが、これからどんどんコミュニケーション能力を向上させていけたらいいなぁ…疲れない程度に。

「容疑者Xの献身」を読んで

前回試しにブログを書いてみたけど思いの外気分がスッキリしたからできる限り続けてみようと思う。週に一回程度がちょうどいいかも知れない。

 

といってもブロガーさんみたいに役立つ情報を記す能力もないし、日常は勉強して飲みに行って就活するくらい面白みもないものであるため、読んだ本の感想を主に書いていこうと思う。全然ネタバレアリなのでご注意を。

 

容疑者Xの献身」を一週間くらいかけて読んだ。東野圭吾が書いたミステリーで、確か小学生くらいの頃に福山雅治が主演でドラマもやっていたような気がする。

 

小説の構造としてはさまざまな人の視点から文章が構成されていて、多角的な視点で事象を考えられるようになっていた。犯人は最初に記述があることにより誰かわかっているため、「誰が犯人なんだ…!?」といったドキドキはなかったが、その分最後のあたりまでトリックがわからないようになっていてすごい面白かった。

 

トリックについては「頭がいいんだなぁ」くらいの感想しか抱けなかったため、読んで思ったことを素直に書いていく。

 

私が基本的に思い入れがある登場人物は二人。

まずは犯人の娘である美里ちゃん。

経緯は違えど私と同様に母子家庭の娘であり、それにしては真っ直ぐ育ってていいなと感じた。この頃の私はもう少し母と仲が悪かったため、母子でいい関係を築けているのは純粋に羨ましかった。しかし、母と仲がいいからこそ、また真っ直ぐ育っているからこそ、純粋に助けてくれた人を敬いそのことで罪悪感により傷ついていることがわかった。そして、どう足掻いても「普通」に戻れないだろうなと思い悲しくなった。

 

そして、犯人を愛したため犯罪に手を染めた石神さん。

前読んだ本にこんなことが書かれていたのを思い出した。人間は居場所があると精神が安定し、貢献欲により幸せを感じると。誰かに存在を認められ、その誰かのために尽くせることが幸せなのだとか。

その点で言うと、石神さんは靖子さんにために尽くしていた期間、つまり犯行を隠していた間は幸せだったのだろうなと思った。生きる目的を失っていた時に見つけた居場所は靖子さんと美里ちゃんの穏やかな生活を見守ることであり、その時間を愛していたからこそできた「献身」だった。だからこそ、最後の石神さんの気持ちがわかってしまい心苦しくなった。

 

今まで読んできたミステリー作品の中では後味の悪いものではあったが、登場人物の心理描写が多く読み応えがとてもあった。また、人の「盲点」をつくようなトリックもとても面白かった。

途中湯川教授が「この世に無駄な歯車なんかないし、その使い道を決められるのは歯車自身だけだ」という言葉を口にするのだが今の私にとても刺さったため、このマインドで日々過ごしていきたい。

 

 

 

日記を始めたい

日記というものを書いてみるべきだと思った。

 

きっかけは自己啓発本だった。人より比較的長い間学生をしている身の私でもそろそろ就活をしなければいけないらしい。就活とは何から始めるべきなのか。就職先が決まり今年から社会人となった友人に話を聞いてみると「何かいっぱい企業が参加している説明会に参加してES書くんだよ」と言われた。人生を楽しんで生きていそうな姉に聞いたら「セミナーに参加して自己分析しろ」と言われた。

 

つまり、自己分析して自分のなりたい職業を決めて説明会に参加してESを書くことが就活らしい。じゃあまずは自己分析か。

 

自己分析って何?

 

そんなに自分を見つめすぎると今までの所業を思い出して苦痛なのではと思ったが、しないといけないらしい。とりあえずいろんな人が勧めている本を読むと「自分が興味を持つものを自己分析で見つけ出そう!人生の感情の山と谷はどこにある?あなたが憧れる人は?」みたいな話を永遠読まされた。

 

本を読むのは好きだったため読むこと自体は苦痛ではなかったが、日々自分が何をしたいかなどと考えたこともなかったためそれを見つけ出す苦痛を感じた。今現在冒頭でも言った通り私は学生をやっている身なのではあるが、これも母に望まれたままやっているようなもんだ。私があんたならできる限り学校に通い続けると。

 

私自身は母子家庭で育ったため、早めに職を手につけ母に楽してもらいたい気持ちはあった。それが原因で高校三年生になる前に喧嘩もしたことがある。しかし、中高で通っている学校が特殊で高卒で就職した人はいないこと、母に「大学卒業しないと今のご時世しんどいよ」と一週間説得されたことなどが重なって進学を決めたのだった。

 

母に流されすぎでは?

 

自分がないのかと思ったのでまずはこうやって日記を書くことで自分が何を考えているのか整理することにした。私は漫画や本を読むことが好きだがこうやってアウトプットするような作業はしたことがない。よくみるようなtwitterやインスタで感想を言うなどもしないし、ましてやSNSを通して発言することにも興味が湧かない。けれども文章を書くことは好きであるのでこのように文章としてネットの海に流してみてもいいのではと思ったのだ。

 

インプットしたならばアウトプットしなきゃ。こう言った考えのものである。

普段の私はしがない学生の一人なので日常で感じたことをそのまま書くことになると思うし、書いているうちに違うことが思いついたから脱線するなど大いにあると思う。正直誰もみないだろうなぁという考えの方が強い。だから自分のペースで進めたい。一週間に一回は書くよう習慣付いたらいいな。